村上勇介・帯谷知可 編
『秩序の砂塵化を超えて―環太平洋パラダイムの可能性』
(京都大学学術出版会、2017年7月)

格差拡大を背景にした民主主義の動揺が世界的に広がる一方,クリミア併合や「イスラム国」,南シナ海問題など,第二次大戦以降世界が経験しなかった力による版図の変更さえもが進行している。平和と安定を再構築するための新しい途はどこにあるのか? 旧体制や「伝統」を乗り越えようと格闘する,非欧米地域の社会の中に可能性を見る。

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