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出版物

本研究所では、設立当初から研究成果の公表に重点を置き、学術雑誌『東南アジア研究』および和・英による研究叢書の出版を柱として出版活動に取り組んできました。他にも多言語オンラインジャーナルKyoto Review of Southeast AsiaやKyoto Working Papers on Area Studiesなど出版の種類は多岐にわたり、時流に即した多彩な出版をめざしています。また、4シリーズの英文叢書を刊行し、2012年には英文学術誌Southeast Asian Studiesを創刊するなど、国際的な研究成果の発信にも力をいれてます。

叢書

本研究所の刊行する叢書シリーズは下記の通りです。創刊当初は所員の研究成果公開の場でしたが、2000年以降、一部シリーズでは広く一般からの公募も受け付けています。これまでに『東南アジア研究叢書』から3冊、『地域研究叢書』から14冊、Kyoto Area Studies on Asiaから3冊、Kyoto CSEASSeries on Asian Studiesから2冊、「災害対応の地域研究」(シリーズ全体として)が国内外の受賞作となっています。

シリーズ名 言語 創刊年 出版社  
公募型
東南アジア研究叢書 1966 創文社(1999年以降は刊行されていない)
地域研究叢書 1996 京都大学学術出版会
地域研究のフロンティア* 2011 京都大学学術出版会
Monographs of Center for Southeast Asian Studies 1966 University of Hawai’i Press
Kyoto Area Studies on Asia 1999 京都大学学術出版会;Trans Pacific Press
Kyoto CSEAS Series on Asian Studies 2009 京都大学学術出版会; NUS Press ( 一部、Ateneo de Manila University Pressとも共同出版)
Frontiers of Area Studies* 2006 京都大学学術出版会
その他
情報とフィールド科学(ブックレット・シリーズ)* 2015 京都大学学術出版会
環太平洋研究叢書 2017 京都大学学術出版会
アジア環太平洋研究叢書 2018 国際書院
災害対応の地域研究 (叢書サブシリーズ)* 2014 京都大学学術出版会
相関地域研究(叢書サブシリーズ)* 2015 青弓社

学術雑誌

『東南アジア研究』(和文学術雑誌)

1963年、日・英による季刊学術誌として創刊。以来レフェリー制度のもと、自然科学、社会科学、人文科学にわたる多様な分野の東南アジア地域に関する論考を掲載してきました。本誌は、現地で収集したオリジナルの史資料にもとづいた研究とともに、地域間比較ならびに俯瞰的・総合的研究を重視し、特に自然科学分野や生態学的視点を包摂する点に、他誌にない独自性があります。その特色は、単独の論考だけでなく、テーマ特集号にも如実に現れています。今後もそれぞれの地域社会に根ざした最先端の問題提起を積極的に発信してゆきたいと考えています。
2012年、英文誌SoutheastAsian Studiesの創刊を受け、年2回(7月末日・1月末日)刊行の和文誌に移行した。本誌ホームページでは、最新号も含めたすべての論考を公開しています。(Scopus 収録)
https://kyoto-seas.org/ja/

Southeast Asian Studies(英文学術雑誌)

2012年4月創刊。『東南アジア研究』の姉妹誌として、東南アジア地域研究に関する最新の優れた研究成果を公表し、国内外の研究者の対話と共働の場となることをめざし刊行されました。東南アジア地域内の事象や話題について広く深く掘り下げた議論をとおして、地域の内在的理解を深める一方で、俯瞰的・総合的な研究をとおした東南アジアの全体像の解明をめざしています。『東南アジア研究』と同じく、自然科学・社会科学・人文科学の各分野からの多様なアプローチによる論考を掲載しています。
論文、書評等による通常号以外にも、年1回の割で特集号を企画しています。本誌ホームページでは、最新号も含めたすべての論考を公開しています。(Scopus, Emerging Sources Citation Index 収録)
https://englishkyoto-seas.org/

ワーキングペーパー

  Kyoto Working Papers on Area Studies

大学院アジア・アフリカ地域研究研究科、アフリカ地域研究資料センター、ならびに本研究所が共同で出版するシリーズ。上記3部局に所属する教員、若手研究者、大学院生のオリジナルな研究成果を発表する場となっています。

https://edit.cseas.kyoto-u.ac.jp/ja/kyoto-working-papers-on-area-studies/

ディスカッションペーパー

CIRAS Discussion Paper Series

  CIRAS Discussion Paper Series は、前身であるCIAS Discussion Paper Seriesを引き継ぎ、CIRASセンターによる共同研究の成果を迅速に公開することを狙いとしています。論文のみならず、調査報告、資料、文献解題、ワークショップやシンポジウムの記録など多彩な研究成果を随時PDFデータによりオンライン上で公開してきました。ロヒンギャ難民問題などのように即応性が求められる課題を扱った研究集会や国際シンポジウムの記録、「カラムの時代」シリーズのように資料性の高い基礎研究、映画や音楽などを取り上げて地域研究の新領域の開拓をめざす研究の成果公開に活用されています。

https://ciras.cseas.kyoto-u.ac.jp/research-outcome/publications/

旧地域研究統合情報センター(CIAS Discussion Paper Series No.1-66): http://www.cias.kyoto-u.ac.jp/publish/5.html 

多言語オンラインジャーナル

Kyoto Review of Southeast Asia

Kyoto Review of Southeast Asiaは、東南アジアにおける知のコミュニティの交流促進をめざして創刊したオンライン・ジャーナルです。重要な出版物や議論、構想についての情報を、タイムリーに誰でもアクセス可能な誌面を通じて、東南アジア域内で共有することをめざしています。また、大学ベースの知と、NGO・ジャーナリズム・文化の担い手らをつなぎ、相互理解や様々な取組を促進していきたいと考えています。

https://kyotoreview.org/

所員の出版物

出版物一覧(旧地域研究統合情報センター)